51
井口直人 杉浦篤 山口慧太郎 中田啓瑛 米田祐二
Naoto Iguchi, Atsushi Sugiura, Keitaro Yamaguchi, Keiyo Nakata, Yuji Yoneda
Co-pic
山口慧太郎にとってレンズは外の世界を見るための窓ではなく、シャッターを押す時に左手をかけるためのちょうどよい突起物である。井口直人は2色に設定したコピー機で、自身の顔を複写する衝撃的な行為を20年あまり続けている。思い出のある写真が朽ちた古写真のように変化するのは、杉浦篤が深く愛でるように触れるから。幼少の頃からカメラを手にして日常を切り取ってきた中田啓瑛は、日々自身のファッションを記録している。米田祐二の写真は日々の暮らしの中での視点を映し出すが、撮影からはじまる一連の工程が他者とのコミュニケーションの重要な手段となっている。
本展ではart space co-jin+picture=「Co-pic」と題し、上記5名の営為の中から、写真を通して生じた独自の多彩な世界を紹介する。そこでは「表現」や「作品」といった枠組みでは捉えきれない景色が広がる。
art space co-jin
京都市上京区河原町通荒神口上ル 宮垣町83 レ・フレール1F
Open: 4.12 Fri.–6.23 Sun.
10:00–18:00
Closed: Mon.
入場無料
Curator: art space co-jin