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佐藤純
Jun Sato
フランスのロマネスク美術写真展
ロマネスクの残響 — 石の記憶、禅の空間
約20年前、フランス各地のロマネスク教会で目にした素朴かつ精神性に満ちた美術に魅了されて以来、作者は各地を巡りその姿を記録し続けてきた。
本展では、教会の柱頭彫刻を中心に、主に近年の未発表作を展示する。聖書の物語を伝えるだけでなく、人間の弱さや悪徳への警鐘を刻んだ彫刻群は、観る者に深い内省を促す力を持つ。同時にその表現は驚くほど自由でユーモアに溢れ、現代的な造形美さえ感じさせる。
2014年・16年の個展を経て、今回、念願であった寺院での展示が妙心寺 龍泉庵にて実現する。宗教や文化は違うけれど、祈りと内省の場であるという点において、西欧の石の聖堂と日本の禅寺は深く共鳴する。
長い時を経た石の記憶が、寺院の静謐な空気と交差する。その場所でロマネスク美術の普遍的な魅力が提示される。
妙心寺塔頭 龍泉菴
〒616-8035 京都市右京区花園妙心寺町64
Open: 5.3 Sun.–5.14 Thu.
Open Everyday
10:00 - 17:00
*最終日は15:00まで | Until 15:00 on the last day
入場無料 | Free