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シュヴァーブ・トム、スコット・ハンター、べ・サンスン、 ケンタロウ・タカハシ、レーン・ディコ、中川周士、高見晴恵、 他 工芸作家4名
Tomas Svab, Scott Hunter, Sangsun Bae, Kentaro Takahashi, Lane Diko, Shuji Nakagawa, Harue Takami and another 4 craft artists
室礼 SHITSURAI -Offerings Ⅺ
室礼とは何か。
場には場の個性がある。作家がそこに作品を室礼る。
場とモノは互いに響き新たな場を作る。それはその場のヒトと響き合う。
小さな響は新たなモノに場にヒトに響いていく。ひとつひとつは小さなものだ。
小さなものが響き合い世界に広がる。
作家は作品を展示するのではなく室礼する。原点に戻り室礼とは何かをもう一度
問い直す。そこにはバラバラになりそうな世界をひとつに紡ぐヒントがある。
伝統と革新が交差する中で、進歩という幻想が浮かび上がる。しかし、ただひとつ変わらないものがある。
それは、我々がテクノロジーを用いて新たな現実の原型を生み出し続けることである。
だが、このつながりはやがてほころび、薄いベールのように儚く崩れ去っていく。
私たちが捉えられるのは、誰もが手の届かないものにまつわる、些細な手がかりや断片的な瞬間にすぎない。
やがて、この予測不可能な創造性と崩壊の狭間に、確かに火花が存在する。
本展の写真とインスタレーション作品では、現実の表層を超えた何かを浮かび上がらせる。
各々の作品は、テクノロジーと人間の関係性を問い直し、視覚表現の限界を拡張することで、新たな知覚の可能性を探る。
メディアの枠を超え、作品と観客の境界を解き放つイメージを生み出すことを目指す。
【イベント情報】
・4月19日(土)14:00~ ギャラリーツアー
・5月3日(土)14:00~ トークイベント
※予約不要。
日程変更もあり。詳細はターミナル京都のホームページをご確認ください。
ザ ターミナル キョウト
京都市下京区新町通り仏光寺下ル岩戸山町424
424 Iwatoyamacho Shimogyo-ku Kyoto
Open: 4.12 Sat.–5.11 Sun. 9:30–18:00 Open Everyday
09:30 - 18:00
入場無料
キュレーター | Curator: シュヴァーブ・トム、中川周士 | Tomas Svab, Shuji Nakagawa