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ソネソラ、成瀬凜

sonesora, naruse rin

燃する象

本展は、写真表現の枠を分解しようとする成瀬凜と、新しい映画のあり方を模索するソネソラの2人によって完全なる合作として作られた、インスタレーション作品である。
「燃する象」というタイトルに含まれる象という言葉は、動物の他にも、象徴や現象、表象などにも使われている。これらの言葉に使われている象は自然が作り出す”かたち”という意味を持つと考えられる。翻って、像とは人間が作り出した”かたち”である。これまでお互いに映像表現の再解釈を試みていた私たちは今回、像そのものについて捉え直す。火という自然現象を介して生成された痕跡や変化を像とし、それらを空間内に再構築する。像を通じて象の気配に触れられるかもしれないという仮説のもと、自然のかたちと人為のかたちのあいだを往還する。今回の展示会場である「TAKI/焚」の一般的なギャラリーとは全く異なる、染工場の跡地をリノベーションした半屋外の空間を活かし、拡張映画という展示形態を用いて、鑑賞者が新たな象を知覚するための場をつくることはことを試みる。

TAKI/焚

京都府京都市中京区壬生馬場町30-29
30-29 Mibu Bambacho Nakagyo-ku, Kyoto-shi, Kyoto-fu

Open: 4.18 Fri–4.29 Tue 18:00-23:00 (*土・日は13:00–23:00 | Sat. & Sun. : 13:00–23:00) Closed: Wed. THu.

18:00 - 23:00

入場無料

キュレーター | Curator : ソネソラ | sonesora / 成瀬凜 | naruse rin

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