森 佑一

Yuichi Mori

私たちの日常の中で非常に身近な存在であるコーヒー。日々のルーティンに織り込まれ、飲まない日が無いという人も多いのではないだろうか。その当たり前に存在するコーヒーだが、その文化の発祥が日本から遥か9000キロ離れたアラビア半島南端に位置するイエメンにあることを知る人は少ない。今展示では、イエメンを写真と映像、そしてイエメン産コーヒーの三位一体で表現し、視覚と聴覚だけでなく嗅覚と味覚も動員して、私たちを隔てる9000キロという距離感を9000ミリという身近な距離感に変換する試み。