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パトリック・オシュネー
Patrick Hochner
花街の顔
芸舞妓のポートレートと花街の写真を、祇園新橋にある元お茶屋さんにて展示
パトリックが写真を撮り始めたのは14歳の時、生まれ故郷アルザスの自宅のふろ場を暗室として使ったのが始まりでした。同時期に旅行に目覚め、それ以来とどまるところを知りません。世界100か国以上を訪ね歩き、旅と新しい発見の楽しさ、そして写真への情熱を両立させてきました。1970年後半には日本にたどり着き、それ以来日本を旅の拠点としています。
パトリックと妻の明子は、日本の旧都である京都に恋焦がれ、この8年間ほとんどの時間を京都ですごしました。そこでパトリックは花街を知り、その神秘的で美しくエレガントな世界に魅了されました。彼は今、京都の花街をカメラで語りつくすことに、全力を注いでいます。
今回は約60枚の舞妓・芸妓のポートレートほかの写真を展示、加えてテレビではそのほかの写真と情報を流す予定にしています。展示の趣旨は、元お茶屋さんという環境の中で、一般の人には入れない、未だに秘密めいて神秘的な世界を、視覚的に紹介できればと思っています。
祇園東お茶屋
〒605-0062 京都市東山区林下町428