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戴 セスカ
Dai Cesca
ツインミー
「ツインミー」とはニューエイジ・スピリチュアリズムで使われる「ツインソウル」、「ツインレイ」とは意味が異なり、あくまでも作者による造語である。 作品では、1人のモデルが二役を演じ、あたかも2人で生活しているように合成し、表現している。 現代社会では1人で生きる人間が今後益々増えていくと考える。 今のコロナ期には特に自分自身と向き合わなければならない時間も増え、心のバランスを取る事がとても重要になっている。 孤独を感じた時には、より一層、パートナーを求める事もあるだろう。 この世界には自分の魂から割れたような、割れた欠片が魂にぴたりと嵌る人間が存在するのかも知れない。 たとえ1人であっても、仮に誰かと一緒になったとしても、仲良くいられる時もあれば、闘わないといけない時もある。 自分自身の欠けた部分を埋めてくれる人間を求めても結局満足する事はできないのだろう。 最終的には自分自身と向き合っていかざるを得ないのである;向き合う全ては自分自身の鏡となる。 自分自身の統合をしなければならないのである。 「Mind」と「Heart」の統合となる。
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