KG+ 2023

PICK UP

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三宅章介

Akiyoshi Miyake

既視現象

この町のそこここで老朽化した町家が取り壊され、空き地が出現している。空き地に面する建物の外壁には、かつてあった隣家の屋根の痕跡が刻まれており、その屋根の下で営まれていたかもしれない日々の営みを偲ばせる。時の流れの中で、その痕跡は薄れ、そこに新たな建物が建てば視界から消える。やがては痕跡を印した壁面も解体され、人々の記憶からも消え去るにちがいない。ここ数年、そんな光景を「切妻屋根の痕跡のための類型学」として写真にとどめてきた。 この展示では90年前に建てられた京町家の内部をCGで再現し、座敷を区切る襖に「切妻屋根の痕跡」をハメコミ合成する。 いつか見た情景と現実の光景、CGによるフェイク画像とリアル画像、これらが交錯する。

The Side

京都府京都市下京区下鱗形町543 有隣文化会館 2F

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