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村松 朗
Akira Muramatsu
陰 森 凄 幽 ーインシンセイユウー
樹木と樹木、その絡み合った姿は唯一無二である。ときが止まったかのような深い静けさの中、長い時間を掛けて絡み合い、生存している。そこからは力強い生命力のみならず、それぞれ特有の個性というものが伝わってくる。それは人間同様、ひとつの型には決して収まらない存在であることに気付かされる。そんな唯一無二な樹林の姿を表現した。 ※「陰森凄幽」とは、「樹木が鬱蒼(うっそう)と生い茂って薄暗く、ひどく静まり返っていること」という意味の四字熟語。
ギャラリーガラージュ
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