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佐藤 素子、須賀 由美子
Motoko Sato, Yumiko Suga
仄仄
須賀由美子の母親の実家はこけしの材料となる木の産地である。デジタルや言葉の情報で飽和する日常で、疲弊するとき、こけしの微笑みが彼女に安らぎ神秘的な力を与えてくれる。 佐藤素子の父はボタニカルアーティストである。子供の頃から人度交わるのが苦手で死んだら植物になりたいと思っている彼女は、植物たちから安らぎを与えられている。 一人は植物と職人の協力によって産まれたこけしたちの姿を通じて、もう一人は自然の中で生きて死んでゆく植物たちの姿を通じて、二人は現代の社会の中で疲れ苦しんでいる人たちに安らぎを届けたいと願っている。それは同時に、作者として語り手として自分自身の感謝を見る人と題材となってくれたものたちに感謝を届けることでもある。
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