TALK
2026.5.7 14:00~15:30 無料(別途、退蔵院の拝観料 700円が必要です)
「問う」とは何か ― 石、墨と土に取り組む二人の作家が、退蔵院 副住職 松山大耕氏に問う
臨済宗大本山妙心寺 退蔵院
〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町35
・開催背景 :KG+の公式プログラムとして認定された、千代田路子 写真展「石とゆき交う」が、2026年5月2日から10日まで妙心寺 退蔵院にて開催されます。 また、同期間・同会場にて、木下勝弘による書と器の展示「水の軌跡、火の痕跡」も同時に執り行われます。 この二人の作家が、世界各地で宗教の垣根を超えて活動される退蔵院副住職・松山大耕氏を迎え、お話を伺う対話の場を設けます。
・企画概要 :制作の深淵で、私たちは常に「何か」を問い続けている。 石という長大な時間にレンズ を向ける千代田と、墨、土という自然素材が持つ力に身をゆだねる木下。言葉にならない 感覚を形にする二人の作家が、妙心寺退蔵院 副住職 松山大耕氏に自らの問いを投げか ける。 対話の前半では、作家が制作の途上で直面した具体的な戸惑い「静けさ」の正体や、 作為を手放す「無心」の難しさを問う。 後半は、私たちが繰り返してきた「問う」という行為そのものへと向かっていく。 私たちは改めて松山氏に問う。 「問う」とはどういうことかと。 「問う」とは、答えを出して解決するための手段ではなく、安易な理解を拒み、深淵に「留まる」ためのすべではないか。 三者の対話を通じて、混沌とした現代を生きる私たちが「問い」を持ち続けることの真意 を探っていく。
・対談者
妙心寺 退蔵院 副住職 松山大耕 1978年京都市生まれ。
2003年東京大学大学院 農学生命科学研究科修了。埼玉県新座市・平林寺にて3年半の修行生活を送った後、2007年より退蔵院副住職。日本文化の発信・交流が高く評価され、2009年観光庁Visit Japan大使に任命される。2016年『日経ビジネス』誌の「次代を創る100人」に選出され、同年より「日米リーダーシッププログラム」フェローに就任。2018年より米・スタンフォード大客員講師。2019年文化庁長官表彰(文化庁)、重光賞(ボストン日本協会)受賞。2021年より(株)ブイキューブ社外監査役。京都市教育委員会委員。 2011年には、日本の禅宗を代表してヴァチカンで前ローマ教皇に謁見、2014年には日本の若手宗教家を代表してダライ・ラマ14世と会談し、世界のさまざまな宗教家・リーダーと交流。また、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するなど、世界各国で宗教の垣根を超えて活動中。また、2022年9月より京都観光大使に就任。
木下勝弘
1954年 東京生まれ
1976年 : 田中一光デザイン室入社
1986年 : 株式会社デザイン倶楽部設立
1998年 : 四日市大学教授
2007年 : 多摩美術大学教授
著書 : 「田中一光へのオマージュ」「デザイン ”き” 木下勝弘」
パーマネントコレクション : アメリカ国立デザインミュージアム・ シカゴ図書館美術館 チューリッヒ造形美術館・フランクフルト応用美術博物館・国立国会図書館 等多数
グラフィックデザインを約半世紀に亘り手掛けて来たなかで、 茶の湯との出合いから、墨が望むままに筆を運ぶと和紙に書が生まれ、 土の囁きのとおりに素直に仕上げると茶碗が誕生していた。 それは私のデザイン同様に、自然な帰結だった。
・初個展「水と火」 25年3月 Gallery JUNKO KOSHINO
千代田路子
グラフィックデザイナー、光学機器メーカー勤務を経て写真作家へ転身。国内外での個展開催や数多くの展覧会への参加に加え、公募展での受賞、美術館や写真財団への作品収蔵などの実績がある。 また、写真を通じて社会に貢献したいとの思いから、日本の伝統文化芸能の記録撮影にも取り組み、近年は、仏像修復の工程を記録したドキュメンタリー作品の展覧会開催や出版などを通じて、文化財の保存・継承を啓蒙するプロジェクトを展開している。
パーマネントコレクション:サンディエゴ写真美術館(アメリカ、カリフォルニア州)
フォンド・マレルバ・フォトグラフィア(イタリア) 天恩山 五百羅漢寺(東京)
所要時間:90分
言語:日本語
定員:50名
参加費:無料(別途、退蔵院の拝観料 700円が必要です)
予約の有無: 要予約
予約方法: 4月1日よりウェブサイトより予約。先着順
予約サイト:https://www.ideaworksp.com/
4月28日までにご予約ください。