KG+ 2022

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高木 直之

Naoyuki Takagi

Pray

私が日本の建築物や神社仏閣にフォーカスするようになったのは その建築空間に潜む規則性や、 「フラクタル」と呼ばれる造形全体とその一部が相似している 幾何学が生み出す美しいパターンに魅了されたからである。 ドイツの写真家であるベッヒャー夫妻の代表的な作品「タイポロジー」のように 類型として主観を排し記号化された反復を並べ、 作品全体を通して見えてくるミニマリズムの生み出す力に心を惹かれる。 また、ファインダー越しに見た折り重なる規則的パターンに 時間の蓄積や輪廻にも繋がる何か秩序のようなものを感じる。 それは我々のように不可逆的であり 常に’進化’し移り変わっていく存在である。 私にとってその一瞬を切り取る事は ’祈り’に近い行為だ。 高木直之

MOGANA

450 Tsuboyacho, Nakagyo-ku, Kyoto

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