小見山峻、佐内正史、新津保建秀、田附勝、ホンマタカシ、宮原夢画
Shun Komiyama, Masafumi Sanai, Kenshu Shintsubo, Masaru Tatsuki, Takashi Homma, Muga Miyahara
SILVER SATAN X
SILVER SATAN― 是を運ぶ、現代のArk ―
Concept
半世紀にわたり世を写し、変幻を続けてきた《SILVER SATAN》。
今度はそれが、写され、定着される側になる。
一台のアートトラックを、
七人の写真家がそれぞれの視点で切り取る。
その一枚一枚は、単なる記録ではない。
「是とは何か」という問いを、視覚の中に封じ込める行為である。
SILVER SATANは、色を持たない。
メッキメタルの身体は、あらゆる状況や景色を映し込み、
時に溶け込み、時に屈折し、異物として立ち上がる。
トヨタダイナの痕跡はほぼ失われ、
車という領域を逸脱した存在へと進化した。
闇の中では、青と白の光がリレーし、フラッシュし、泳ぐ。
それは堕天使があがきみつめ
未来へ何かを運ぶための装置である。
SILVER SATANは、現代のArk(方舟)だ。
Statement
このプロジェクトは、
一台のART TRUCKの存在を通して、視点の多層性と真理の不確定性を可視化する試みである。
6人の写真家が、それぞれの場と距離と時空で撮影し、
アウトプットの形式も各自が決定する。
統一されない視点。
統一されない答え。
そこに浮かび上がるのは、
固定された意味ではなく、問いの持続である。
SILVER SATANは半世紀にわたり、
何が是かを問い続けてきた存在だ。
その身体は世界を映し、
世界によって変形し、
世界の矛盾を引き受ける。
写真とは、光による定着である。
しかしこの展示は、
定着の中に揺らぎを残す。
是とは何か。
未来に必要なものとは何か。
それぞれの写真が、
それぞれの答えを示すのではなく、
それぞれの問いを開く
Photographers
• 小見山峻
• 佐内正史
• 新津保建秀
• 田附勝
• ホンマタカシ
• 宮原夢画
ル ラボ 京都町家
〒604-8016京都府京都市中京区木屋町通四条上る2丁目下樵木町206番地
Open: 4.18 Sat–5.17 Sun
10:00-19:00
Open Everyday
入場無料
キュレーター | Curator: 内藤久幹 | Hisamoto Naito