KG+ 2026

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PIDAN

PIDAN

宇宙の一粒を持ち去ろうとした妄想

物は固定された実体をもたず、観念として成立する。

それは時代や環境との関係のなかで絶えず更新される、可変的な存在である。石もまた、
水や風、有機的な残骸と関わりながら変容し、固定された個体ではなく、流動する過程と
してそこに在る。

本作において私は、石を情報として現前させることで「運ばずに運ぶ」という行為を試み
た。それは物質の実存を問い直す静かな実践でもある。石を情報として差し出すとき、問
われるのは対象ではなく、私たちの認識そのものである。

そこに在る石は、単なる物質を超え、世界の輪郭と存在の境界をひそやかに映し返す。

トークイベント
登壇者
アーティスト PIDAN
現代写真研究者 北桂樹

ギャラリー素形

京都府京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町271ー1 然花抄院室町本店内

協力|Cooperation: ギャラリー素形|Gallery SUGATA

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