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千代田路子
Michiko Chiyoda
石とゆき交う
石は、地球の創世以来の長大な時間をその内部に刻み続けている。噴火や堆積、圧縮といったさまざまな地球の変成は、ひとつひとつの石に相似をなすように留められている。
石は古来より自然と人間を媒介する特別な存在として捉えられてきた。日本においては、磐座や巨石は神そのもの、あるいは神の依り代とされ、禅の庭においても、石は宇宙や自然を象徴する存在として人々の精神的探究を支えてきた。
石を凝視し、膨大な歳月に思考を巡らせる時、たとえ小さな石であっても、人はその深淵さに触れ、沈黙が訪れる。石という他者の時間に没入することで自己の境界はゆらぎ、内面は静かに鎮まっていく。その静けさに身を置くと、我々の心に潜む情念が、欲望に満ちた現代社会の混沌と深くつながっていることに気づかされる。それでも、石と対峙して生まれたこの静けさが日常へとわずかに広がるならば、それは世界に平穏をもたらす確かな一歩になると信じている。
「問う」とは何か ― 石、墨と土に取り組む二人の作家が、退蔵院 副住職 松山大耕氏に問う
<対談者>退蔵院 副住職 松山大耕、写真家 千代田路子、書と茶碗の作家 木下勝弘
<開催日時>2026年5月7日(木)14:00−15:30
<開催場所>妙心寺 退蔵院
<参加費> 無料(別途、退蔵院の拝観料 700円が必要です)
<要予約>4/1からウェブサイトで予約開始
https://www.ideaworksp.com/
https://kgplus.kyotographie.jp/events/2026/27789/
臨済宗大本山妙心寺 退蔵院
〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町35
Open: 5.2 Sat.–5.10 Sun.
Open Everyday
09:00 - 17:00
*最終日は15:00まで | Until 15:00 on the last day
入場料 | Entrance fee : 拝観料700円 | Temple admission fee: ¥700
協賛 | Cooperation : 妙心寺 退蔵院、アワガミファクトリー、 株式会社 page blanche .| Taizo-in Zen Buddhist Temple, Awagami Factory, page blanche inc