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鳥尾佳佑
Keisuke Torio
PHOTO GRAPH
私は、「光」が人間にとってどういう存在であるかについて考察し制作している。
そのきっかけは、2019年に目の不自由な人がどうやって作品を鑑賞するのかという疑問が生じたことによる。
目の不自由な人にとって、写真や絵はただの紙であり、絵の具が乗った麻布であり、スクリーンに投影される映像はただの壁である。
この問題に向き合うため、私は点字や視覚障害について学び、視覚障害者情報提供施設で働いた。
そこでの関わりの中で見えてきたこと、そして、伝える上で最も大切なことは「言葉を尽くすこと」である。
光を使ってイメージを描いたとしても、光を捕らえることができない場合、触知もしくは、言葉での補足が不可欠である。
イメージに物語を与え、記憶と結びつき、想像力を膨らませる。
私は、平等に振り注ぐ光「photo」という媒体と「graph」を通して、見える人も見えない人も等しく得られるイメージを追求していきたい。
ギャラリーヘプタゴン
京都市上京区下立売智恵光院西入る中村町523
Open: 5.1 Fri.–5.10 Sun.
Closed: Thu.
12:00 - 18:00
入場無料 | Free