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陳雯靖
Chan Man Ching
Through Senses
少しずつ、気づくようになった。
香港、台湾、日本のいずれにいても、私の目がとらえる風景は、どこか似ている。
水、光、緑、青。
それらは、生命の気配をそっと宿した瞬間であり、
すべて自然の中に存在していた。
自然は、言葉を持たないまま、
静けさと安らぎを差し出し、
私を内側へと導いてくれる。
人は本来、自然の一部なのだろう。
自然に近づくことは、
自分自身に立ち返ることでもある。
ほんの一瞬、
自我を手放し、感覚をひらくとき、
私たちはこの地球に生きることの
光とやさしさに触れる。
世界は、静かに美しい。
生きているという事実、そのものが。
梅棹忠夫旧邸 ロンドクレアント
〒606-8256 京都府京都市左京区北白川庵町40
Open: 5.1 Fri.–5.10 Sun.
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入場無料 | Free