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akemori hirokazu
akemori hirokazu
Still life
時間とは情報の連続である。
写真は見えない変化の層を映し出し、花の移ろいを等価な情報として記録する。無意識に残された痕跡をとらえる視線には、失われてゆくものへの繊細な感受性と、積み重なる時間の奥に潜む情緒が交差する。写真とは、単なる記録ではなく、時間の層に宿る美を静かに可視化する行為である。
花を見つめる眼差しの中で、時間の蓄積と変化が折り重なり、静止と運動、生と死、記録と想像がひとつの画面に共存する。花の動きそのものが像となり、存在の痕跡と移ろいの過程が重なっていく。そこに立ち上がる像は、花という存在を時間の中で捉え直す肖像画でもある。
古典絵画の構図や光の感覚を取り込み、かつて描かれた静物の時間を現代の写真として再び立ち上げながら、「描かれる時間」を視覚化し、絵画と写真のあわいに漂う美の在り方を示している。
Artist Talk
Talk guest:勝又公仁彦 Kunihiko Katsumata
Date: May 3, 14:00–15:00
casse-noisette
Reservation: Not required
casse-noisette
〒604-0087 京都府京都市中京区横鍛冶町114 カマル西店舗
Open: 5.3 Sun.–5.17 Sun.
Closed: Mon. Tue.
12:00 - 18:30
*日曜は16:00まで、最終日は15時まで | Sun.: Until 16:00 & Last day Until 15:00
入場無料 | Free