KG+ 2025

KG+ for Collectors

06

吉田亮人

Akihito Yoshida

The Dialogue of Two

2017年、KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバルで発表された「The Absence of Two」(発表時のタイトルは『Falling Leaves』)は作者である吉田の祖母(88歳)と、いとこの大輝(23歳)の2人の日常と、大輝の突然の自死によってその日常が終わりを迎えるところまでを描いた作品だった。 本作品「The Dialogue of Two」は最愛の孫である大輝を失い、一人残された祖母の姿から始まる。 窓辺に立ち、ただぼうっと立って外を眺める祖母。ご飯を一人で食べ、ベッドで横になる祖母。 当たり前にあった大輝との日常が失われ、悲しみの底に生きる祖母の喪失感と絶望感は筆舌に尽くし難いものだったに違いない。 そんな祖母がある日、吉田に「ある話」を語って聞かせた———。 本作はこの「ある話」を軸に、この世に残された者と、あの世に行ってしまった者との対話と、双方に流れる愛の深さを「写真」を通して紡いだ物語である。

Su

京都市中京区夷川通高倉天守町742 イナイビル2F.
2F 742 Tenshu-cyo Nakagyo-ku Kyoto

Open: 4.12 Sat.–5.11 Sun. 12:00–18:00 Closed: Mon. Tue.

12:00 - 18:00

入場無料

*祝日はオープン | Open on National holidays

協賛 | Sponsor: 株式会社Three Books

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