KG+ 2025

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トマ・キメルラン・プパール 

Thomas Kimmerlin Poupart

感傷的な証拠(再)

2019年以降、トーマス・キメルラン・プーパール氏は、ほとんど面識のない日本人女性たちに使い捨てカメラを渡し、日々の感情を記録してもらうプロジェクトを進めてきました。その結果、日本社会において女性の個人的な感情があまり公にされない中で、貴重な親密な瞬間のコレクションが生まれました。現在までに、120名以上の女性参加者によって撮影された3,000枚以上の写真が、このユニークで感情豊かな肖像を形成しています。 2023年(パリ)および2024年(京都KG+)での過去の展示では、日本人女性と彼女たちの環境との関係を探求しました。テーマは仕事、家族、親密な関係、高校時代の思い出など、多岐にわたるものでした。 2025年の新たな展示会では、これまでの写真を紹介するだけでなく、初公開の作品にも焦点を当てる予定です。今回の新テーマは、女性と自身の身体との関係を深く掘り下げ、以下のようなテーマを取り上げます: 母性:自宅出産の経験。 病気:乳がんを通じた身体と心の旅路。 理想の身体像:「自分は太りすぎている?」といった自己認識や社会的なプレッシャー。 裸と性教育:文化的・個人的な裸に対する意識。 自由と移動:自分の身体がどこへ連れて行くのか(日本を出るべきか)。 この新しい展示会は、KG+ 2025のために特別に企画されたものであり、Anewal Galleryの京都市民生活への深い関わりを活かしています。堀川商店街に位置するAnewal Galleryでは、現代の日本社会における女性の位置づけをテーマにした公開講演会も開催される予定です。本展示は、芸術的表現と公共の対話を融合させ、日本女性の経験を多面的かつ深く探る機会を提供します。

No. 317 ANEWAL Gallery

no.317 ANEWAL Gallery 堀川団地出水団地第3棟1階317号

Open: 4.18 Fri.−5.5 Mon. 11:00−18:00 Closed: Mon. Tue. Wed. (最終日を除く)

11:00 - 18:00

入場無料

協賛|Sponsor: 産業タイムズ社

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