KG+ 2025

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タカオマツオカ

Takao Matsuoka

Photo exhibition by TAKAO MATSUOKA

 ふと見上げると満月が夜空に浮かんでいた、その満月は私に向かい無言で問いかける。

柔らかな月の光は辺りを照らし更に静まり返える、光が全ての音をゆっくりと消していく、
私の呼吸や鼓動の音も消えていた、その光の静寂は美しく永遠と思えた。

人が光になったらどうなるのか、永遠に続く静寂の中で何を思うのか。
この幼い頃の経験と問いは後の人生に影響を与えた。

ある日、手にした古い写真機、レンズは光を集め小さな満月を手のひらに照らす。
この小さな満月のありのままの美しさを残す方法を探した。

現像液の中でゆっくりと揺れる満月、音も無く柔らかな境界線を描き静寂の夜空に浮かぶ。

あの日の満月は今も私に無言で問いかける。

期間中、自作写真機の展示も致します。

香老舗 松栄堂 薫習館 松吟ロビー

京都市中京区烏丸通二条上ル東側
Karasuma Nijo, Nakagyoku, Kyoto

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