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イセウユ、銀色なつみ、好田一生、立花光、中澤有基、林亮太、森吉由衣

iseuyu,Natsumi Giniro,Issei Koda,Hikaru Tachibana,Yuki Nakazawa,Ryota Hayashi,Yui Moriyoshi

シンショク

スマートフォンが普及し、呼吸するように SNS を眺める現代の私たちにとって、SNS 上でのふるまいや見られ方は、生きる上で現実空間の場合と同じほど重要になっています。そうしたセルフイメージの構築に主に用いられているのは「写真」であり、自分を演出して発信するSNS文化の発展は、かつてないほど「写真」を身近なものにしました。 他方、アートの写真界をみるとそうした一般社会の写真の普及と差異化を図るために、「写真」を神格化しているように思います。つまり、現代の「写真」は、アート写真界での神格化と、一般社会での親和化の二極化が進む混沌した状況の中にあると言えます。そうした基盤のない不安定な状況だからこそ、様々な作家の作品を通して「写真」の特性や拡張性を問うことは、「写真」の間口を広げ、「写真」の面白さを再認識する機会になりうると考えています。
本展は、7 人の作家それぞれの視る行為や写真性を通して「写真」の可能性を探る展示です。写真のメディアを軸に他の表現領域の経験を取り入れ表現するイセウユ。視覚やモノの認識、脳の補完作用などの人間の知覚のエラーを写真によって表現する銀色なつみ。デザイン・建築・彫刻・工芸・出版の視点からイメージとオブジェクトの関係を考察する好田一生。写真以前の事柄に興味を持ち、工作のアプローチで表現する立花光。写真のメディアの特性や写真界の環境に疑問や関心を抱き考察し、表現する中澤有基。写真だけでなく多様な形態の情報がいつでも・どこでも・一挙に襲い迫るメディア社会に対して考察する林亮太。SNS やスマートフォン、AI や画像加工などの生活におけるイメージやテクノロジーによるイメージの扱いに疑問や興味を抱き表現する森吉由衣。
作家それぞれのユニークな視点からみた「写真」作品から、「写真」の可能性を揺さぶる本展をぜひご体感ください。

【展示関連イベント】
ギャラリーツアー
5/4(日) 17:00〜19:00

アーティストトーク
5/4(日)19:00〜21:00

参加費:無料(トークイベント参加の場合は会場にてワンドリンク注文必須)
会場:FabCafe Kyoto (〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554)
使用言語:日本語
要予約、FabCafe Kyoto webサイトにて申込受付中
https://fabcafe.com/jp/events/kyoto/250408-0511shinshoku/

FabCafe Kyoto

〒600-8119京都市下京区本塩竈町554

Open: 4.8 Tue.−5.11 Sun. 11:00—19:00 *FabCafe Kyotoの営業時間に準ずる| Depends on the business hours of FabCafe Kyoto Closed: Mon. Sun.*5/4、5/11は展示観覧可 | Open on 5/4、5/11

11:00 - 19:00

入場無料

営業時間変更の場合は FabCafe Kyotoのホームページにて告知致します。

キュレーター | Curator: イセウユ | iseuyu
協力 | Cooperation : FabCafe Kyoto

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