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フレデリック・レーア

Frederic Leyre

Kodama experiments– Chapter 1 屋久島/森、私の聖域-

「木は神聖なものである。木と話し、耳を傾けることを知る者は、真理を知る。木は教義も処方も説かない。木は個々のことにとらわれず、生の根本法則を説く。」 ヘルマン・ヘッセ(ドイツの詩人)のこの言葉は、森をテーマにしたプロジェクトを始めて以来、私の頭をたびたびよぎるようになりました。プロジェクトを通して出会う人たちに、私はよくこの言葉を紹介します。 屋久島で出会った老人は、人間と木の間にある、目に見えないつながりについて話し、太古の森は私たち自身を理解するための力強い場所であることを教えてくれました。 数日後、島を散歩していると、木々に囲まれた小さな空き地の光の中で、私は老人の話を実感し、写真を撮りながら、再びヘルマン・ヘッセの言葉を思い出しました。 私の写真が、気候や生物多様性、天然資源の危機的状況だけでなく、森が教えてくれる貴重な知恵と、循環のつながりについて伝えられるものであればと願います。 フレデリック・レーア

キュレーター | Curator: 井上かほる | Kahoru Inoue
主催 | Organizer: COCO Gallery
協力 | Cooperation: 株式会社PBADAO、株式会社Voyages

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