EVENT - イベント

TALK

2026.5.9 19:00~21:00 無料

刷ることの閾──新聞紙、その先の表現

RPS京都分室パプロル

〒602-8318 京都市上京区老松町603

𠮷田多麻希・松村和彦による共同展「閾 ─ 揺らぎの像」の会場では、特別に制作したニュースプリントを配布している。これは、本展に協賛いただいた京都新聞印刷とのコラボレーションによって実現した。

日々のニュースを届けるという役割を担いながら、新聞印刷の可能性をその先へ押し広げようとしてきた京都新聞印刷。単に印刷物を作るのではなく、紙、インク、刷り、レイアウト、時間性といった新聞という媒体の条件そのものに向き合いながら、表現の新たな領域を切りひらいてきた。

今回の展示では、写真を重ね、透かし、動かしながら、像が一つに定まりきらない“閾”の状態を空間に立ち上げようとしている。では、その感覚を新聞紙という媒体に置き換えたとき、何が可能になるのか。ニュースプリントというかたちで立ち上がったもうひとつの表現を手がかりに、京都新聞印刷のプリントサービス部門責任者とアートディレクターをゲストに迎え、𠮷田、松村、後藤由美が、新聞紙に宿る表現の可能性について語る。

展示空間、本、印刷物──それぞれ異なるかたちを取りながらも、今回の企画が問いかけているのは、像や情報がどのような条件のもとで立ち上がり、どこまで私たちの知覚や理解を揺さぶりうるのか、ということである。このトークでは、その問いを新聞紙という媒体の側からあらためて見つめ直したい。

登壇:岡﨑良彦(京都新聞印刷 営業事業部 局長)、林華子(京都新聞印刷 営業事業部 アートディレクター)、𠮷田多麻希、松村和彦
進行:後藤由美

<以下写真展のステートメント>
本展「閾 ─ 揺らぎの像」は、𠮷田多麻希と松村和彦、異なる領域を探究してきた二人による表現的な対話である。𠮷田は野生動物と人間社会の境界や、生命と死のあわいに漂う痕跡や気配に向き合い、松村は認知症やそれを取り巻く家族や人々の歴史、そこから生まれる関係や繋がり、さらに現在は「看取り」についても取材を続けている。
それぞれ異なるテーマに取り組む二人が、知覚と現実、思い込みと感覚、その境界に現れる「揺らぎ」の余韻を主題に据え、像を構成する断片や層を抽出し、観客が再構成するという表現方法に挑む。本展はまた、異なる時間や場所で蓄積された視線や経験の集積が、空間上で呼応する場でもある。
「閾」を前にしたとき、像は完成を拒み続ける。私たちは「ゆらぎない完璧な像」に到達できるのか、それ自体が叶わぬ希求なのか。その問いこそが、私たちが知っているつもりで実は知らない領域――すなわち、「閾」の向こう側――として、空間に可視化されることになる。

言語:日本語 | Japanese
定員:20名 | Capacity: 20
参加費:無料 | Free
予約:不要 | No reservation required

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2026.5.9 19:00~21:00 無料

刷ることの閾──新聞紙、その先の表現

RPS京都分室パプロル

〒602-8318 京都市上京区老松町603

𠮷田多麻希・松村和彦による共同展「閾 ─ 揺らぎの像」の会場では、特別に制作したニュースプリントを配布している。これは、本展に協賛いただいた京都新聞印刷とのコラボレーションによって実現した。

日々のニュースを届けるという役割を担いながら、新聞印刷の可能性をその先へ押し広げようとしてきた京都新聞印刷。単に印刷物を作るのではなく、紙、インク、刷り、レイアウト、時間性といった新聞という媒体の条件そのものに向き合いながら、表現の新たな領域を切りひらいてきた。

今回の展示では、写真を重ね、透かし、動かしながら、像が一つに定まりきらない“閾”の状態を空間に立ち上げようとしている。では、その感覚を新聞紙という媒体に置き換えたとき、何が可能になるのか。ニュースプリントというかたちで立ち上がったもうひとつの表現を手がかりに、京都新聞印刷のプリントサービス部門責任者とアートディレクターをゲストに迎え、𠮷田、松村、後藤由美が、新聞紙に宿る表現の可能性について語る。

展示空間、本、印刷物──それぞれ異なるかたちを取りながらも、今回の企画が問いかけているのは、像や情報がどのような条件のもとで立ち上がり、どこまで私たちの知覚や理解を揺さぶりうるのか、ということである。このトークでは、その問いを新聞紙という媒体の側からあらためて見つめ直したい。

登壇:岡﨑良彦(京都新聞印刷 営業事業部 局長)、林華子(京都新聞印刷 営業事業部 アートディレクター)、𠮷田多麻希、松村和彦
進行:後藤由美

<以下写真展のステートメント>
本展「閾 ─ 揺らぎの像」は、𠮷田多麻希と松村和彦、異なる領域を探究してきた二人による表現的な対話である。𠮷田は野生動物と人間社会の境界や、生命と死のあわいに漂う痕跡や気配に向き合い、松村は認知症やそれを取り巻く家族や人々の歴史、そこから生まれる関係や繋がり、さらに現在は「看取り」についても取材を続けている。
それぞれ異なるテーマに取り組む二人が、知覚と現実、思い込みと感覚、その境界に現れる「揺らぎ」の余韻を主題に据え、像を構成する断片や層を抽出し、観客が再構成するという表現方法に挑む。本展はまた、異なる時間や場所で蓄積された視線や経験の集積が、空間上で呼応する場でもある。
「閾」を前にしたとき、像は完成を拒み続ける。私たちは「ゆらぎない完璧な像」に到達できるのか、それ自体が叶わぬ希求なのか。その問いこそが、私たちが知っているつもりで実は知らない領域――すなわち、「閾」の向こう側――として、空間に可視化されることになる。

言語:日本語 | Japanese
定員:20名 | Capacity: 20
参加費:無料 | Free
予約:不要 | No reservation required

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