TALK
2025.5.3 16:00~17:30 入場無料
『KG+SELECT 10 YEARS, 10 ARTISTS』刊行記念クロストーク#3:𠮷田多麻希・松村和彦
TIME’S
京都市中京区中島町92
APPLY10周年を迎えたKG+SELECT Award の写真集刊行イベントとして、過去のアワード受賞者を招いてのクロストークを開催。KG+アワードからKYOTOGRAPHIEへのステップアップ、そしてそれ以降の活動など、写真家を生きる彼らの現在地からの眼差しをお話しいただきます。
イベントに参加を希望される方は開始時間の15分前に、TIME'S 1階の受付にお集まりください。
イベント終了後はアーティストによるブックサイニングも予定しております。
Speakers
𠮷田 多麻希(KG+SELECT Award 2021 Winner/ KYOTOGRAPHIE 2025 アーティスト)
コマーシャルフォトグラファーとして多くの企業で活躍する傍ら、 常々感じていた自然と人との関係の不平等さを見つめ直すべく、 2018年よりプロジェクトをスタート。どこか他人事になりがちな 大きな問題からではなく、より身近な視点から人と自然、生き物の 関係を問いかけるのが𠮷田のスタイルだ。現在は、生活排水によ る環境問題や、近年頻発している人と野生動物の事故などをテー マにしたプロジェクトに取り組んでいる。これらのプロジェクトに おいて𠮷田は、生き物の悲劇的な側面に焦点を当てるのではなく、 人間の思考方法や無意識の行動に固執することに疑問を投げか け、人と生き物の新たなバランスを模索することを目指している。
松村和彦(KG+SELECT Award 2022 Winner)
1980年生まれ。2003年、記者として京都新聞社に入社。2005年に写真記者となり、「人生」「社会保障」「ケア」をテーマに長期プロジェ クトに取り組む。認知症のプロジェクト《心の糸》で、「世界報道写真コンテスト2024」のオープンフォーマット部門でアジア地域優勝者となる。3年ぶりの日本開催となった「世界報道写真展 2024京都」(京都新 聞ビル地下1階印刷工場跡)ではプロジェクトマネージャーを務めた。前作《見えない虹》では、医師の早川一光さんの人生を通じて日本の 社会保障史をたどり、2019年には KG+で写真展を開催した。