京都と韓国をつなぐ、若手アーティストのための新しい国際交流プログラムが始まります。応募されたポートフォリオデータによる第一次選考ののち、KG＋2026会期中には京都市内の特設会場で全応募者のポートフォリオ原本を展示します。
その中から選ばれた5名を「KG＋ Youth（仮）」として、2026年秋に韓国・大邱を拠点とする若手アーティスト支援プログラム K-youth に招聘し、現地のキュレーターや作家との交流を通して、制作と展示を実践します。

本プロジェクトが目指すのは、単なる海外展示の経験ではありません。隣国でありながら異なる歴史と文化を持つ場へ足を運び、そこで実際に体験すること。世界の広がりの中で自分の表現の位置を新たに見つめ直すこと。若い世代がそのプロセスを経験することこそが、このプログラムの核にあります。
国際交流での経験が、その後の制作に新たな視座をもたらすことが期待されます。KG＋で展示経験を持つ若いアーティストが、次のステップへ踏み出すための機会として、このプログラムを開催します。

応募資格

以下すべてを満たす方：
・2026年12月31日時点で満30歳未満であること
（例：1997年1月1日以降生まれ）
・日本国籍を有すること
・過去にKG＋で展示経験があること
KG＋本展／KG＋SELECT／KG＋SPECIAL など年度不問（KG＋2026も対象）
個展・グループ展のどちらでも可

プログラム概要

■ ステップ 1：京都（KG＋2026会期）
1. ポートフォリオデータ応募
PDFデータによる審査を行い、20~30組が次のステップへ進みます。
2. ポートフォリオ原本展示
KG＋会期中、京都市内の特設会場にて応募者全員のポートフォリオ原本を展示します。
※来場・在廊は不要。原本は会期後返却します。
3. 5名の「KG＋ Youth（仮）」を選出（最終審査）
会期中の審査を経て決定します。

制作費について
京都でのポートフォリオ展示および応募にかかる参加費は無料ですが、制作や印刷、ポートフォリオ原本の作成、発送費などの費用は各作家のご負担となります。

■ ステップ 2：韓国（K-youth 2026秋）
選出された5名は、韓国側の5名とともに韓国で開催される国際合同展示に参加します。現地キュレーターや韓国作家との交流プログラムも予定しています。
・展示会場は主催者側が用意します。
・作品輸送や制作については、一部サポートあり（詳細は後日公開）。
・展示会場の使用料や参加費は無料です。
・制作費および渡航費は作家の自己負担となります。
・滞在場所（宿泊）は主催社で準備します。

応募方法

以下を Google Formから提出・日英併記（PDF 10MB以内）：
・ポートフォリオ PDF（10〜20点の作品画像、ステートメント、活動歴を含む）
・参加動機（200〜300字）
・プロフィール（100〜150字）
・連絡先（メールアドレス必須）
※一次審査通過者は全員ポートフォリオ原本を郵送いただきます。（形式自由）

審査について

■ 一次審査（データ審査）
KG＋およびK-youth ディレクション／キュレーションチームが実施
独自性・国際的視点・作品の完成度・将来的な発展性を総合的に評価
■ 最終審査（現物展示）
KG＋会期中に展示されたポートフォリオ原本をもとに選考
5名の「KG＋ Youth（仮）」を決定

選出者へのサポート

● 2026年秋の韓国展示参加
日韓若手アーティストによる合同展示
韓国での滞在地の提供
会期中の交流イベントやレビューへの参加権
作品輸送に関する助言・コーディネート

● 広報支援
KG＋公式SNS・ウェブサイトで紹介
ネットワーキング支援（キュレーター・ギャラリー等）

スケジュール（予定：2026）

募集開始： 1月10日
応募締切： 2月10日

一次審査結果通知： 2月下旬
ポートフォリオ原本郵送： 4月上旬

KG＋会期（展示）： 4月25日〜5月17日
最終選考： 会期中に実施
結果発表： 会期中に実施

韓国展示： 2026年秋（9〜11月予定）

FAQ

Q. KG＋でグループ展示の参加経験でも応募できますか？
A. 可能です。
Q. 原本の形式は決まっていますか？
A. PDFデータと同じ内容でなくても構いません。冊子・ZINE・ファイル形式など自由です。
Q. 韓国展示に行けない可能性があります。応募しても良いですか？
A. 応募は可能です。最終選考で選ばれた場合は、原則として韓国展示への参加を前提としていますが、事情がある場合はご相談ください。


お問い合わせ
KG＋事務局
[email protected]